キャバクラには「コンセプト」が存在するのをご存じでしょうか。

キャバクラにおけるコンセプトとは、お客さまを楽しませるためにお店が設定したテーマのことです。女の子がコンセプトに合わせた衣装に身を包み、お店の世界観に沿って接客することから、非日常を味わえます。

しかしキャバクラにはさまざまなコンセプトがあるため、お店選びの際に悩んでしまうかもしれません。また、コンカフェとコンセプトキャバクラの違いも、気になるのではないでしょうか。

この記事では、コンキャバ遊びをしたい方に向けて、キャバクラで人気のコンセプトやコンカフェとの違いなどを紹介します。

キャバクラのコンセプトの種類に迷う方や、コンキャバとコンカフェのどちらで遊ぼうか悩む方は、ぜひ参考にしてください。

キャバクラの「コンセプト」の種類とは?

キャバクラにはさまざまなコンセプトがあります。中でも特に人気が高い、以下のコンセプトについて解説します。

  • 現役女子大生風
  • 制服キャバクラ
  • カフェ風
  • 動物コスプレ系
  • ぽっちゃり系
  • お姉さん系
  • ショー・ダンス系

現役女子大生風

現役女子大生風をコンセプトにしているキャバクラでは、キャストの女の子たちがタイトスカートやポロシャツなど、学生風のファッションを身に纏っています

一般的なキャバクラで着るドレスやスーツなどの華美な雰囲気とは違い、清潔感があり親しみやすい装いが、女の子に新鮮な魅力を与えます。

女の子の若々しさや身近な雰囲気を堪能したい方に、おすすめのコンセプトです。

制服キャバクラ

制服キャバクラでは、女の子が女子高生風の格好でおもてなしをしてくれます。通常であればタブーとされる女子高生と成人男性との関わりも、制服キャバクラなら思う存分楽しめるでしょう。

また、制服キャバクラでは女子高生をコンセプトにするのが一般的ですが、中にはキャビンアテンダントやナース、女性警察官など、他ジャンルの制服コンセプトを採用しているお店もあります。

「制服フェチ」の方は、ぜひお好みの制服コンセプトのお店を見つけてみてください。

カフェ風

カフェ風をコンセプトにするキャバクラでは、女の子がメイドの衣装に身を包んでいます。

メイド服のデザインは膝上丈のセクシーなタイプもあれば、足首まで隠れるゴシックなタイプなどさまざまです。働いている女の子も、清楚な雰囲気の子もいればギャル風の子もいます。一言でカフェ系といってもさまざまなテイストがあるため、好みで選ぶと良いでしょう。

また、店内の雰囲気をカフェに寄せているケースがあります。キャバクラの派手な雰囲気を好まない方は、カフェ風をコンセプトにしたお店を選んでみてはいかがでしょうか。

動物コスプレ系

動物コスプレ系は、女の子が動物の衣装を着て接客してくれます。動物の衣装は、虎模様のミニスーツだったりバニーガールの格好だったりさまざまです。お店によっては、動物の耳だけ装着するケースもあります。

動物をコンセプトにしたキャバクラは、女の子の仕草や言動も動物らしく、自由奔放で甘えん坊な傾向にあります。そのため女の子と甘い時間を過ごしたい方におすすめです。

ぽっちゃり系

ぽっちゃり系をコンセプトにしているキャバクラでは、一般的なキャバクラに在籍するスレンダーな女の子はいません。「マシュマロ系女子」と呼ばれる、ぽっちゃり体型の女の子だけを採用しています。

抱きしめたら気持ち良さそうなやわらかな肌や体つき、笑うとふわふわ揺れる頬が、ぽっちゃり系キャバクラに勤める女の子の魅力です。マシュマロ系女子の隣に座ってお酒を飲んでいると、甘いお菓子を食べたときのように、心が優しく満たされていくのを感じられるでしょう。

煌びやかさより癒しやかわいらしさなどを女の子に求める方は、ぜひぽっちゃり系キャバクラに足を運んでみてください。

お姉さん系

お姉さん系キャバクラは、大人の女性が働くお店です。熟女キャバクラと呼ばれることもありますが、お店によっては「熟女」と呼ぶには若い女性が働いているケースも多く、在籍するキャストの年齢層はさまざまです。30代の女性がメインのキャスト層のお店もあれば、60歳前後の女性が働くキャバクラもあります。

お姉さん系キャバクラは、大人の女性が接客にあたってくれるため、安心感があります。キャストに包容力や安らぎを求める方は、お姉さん系キャバクラが合っているかもしれません。

ショー・ダンス系

キャバクラの中には、ショーやダンスを開催するお店もあります。

普段とは違う煌びやかな衣装に身を包み、ステージに立つ女の子たちの姿はとてもセクシーです。ショーやダンスを眺めながら飲むお酒は、女の子が隣について飲むお酒とは違った楽しさがあるでしょう。

ショー・ダンス中はお店の中がとても盛り上がります。お客さま同士の一体感も味わえるため、ワイワイ楽しみながらお酒を飲みたい方にショー・ダンス系キャバクラはぴったりです。

イベントでコンセプトが変わることも

キャバクラでは、イベントごとにコンセプトを変えるお店も多くあります。

たとえばクリスマスにはミニスカートを履いたサンタの衣装、ハロウィン時にはゾンビをコンセプトにした衣装など、季節に合わせてコンセプトを用意する店も存在します。

また、彼シャツやパジャマなど女の子の日常を覗けるようなコンセプトを、イベント時限定で公開する店もあります。

イベント開催日時や内容は、公式HPやSNSで予告することがほとんどです。お気に入りのお店がある場合は、こまめにチェックしておくと良いでしょう。

キャバクラ(コンキャバ)とコンセプトカフェの違いとは?

コンセプトキャバクラとコンカフェは、どちらもコスチュームに身を包み、接客にあたります。

似ているように思える両者ですが、じつはさまざまな違いがあります。

  • 客層
  • 同伴やアフターの有無
  • 女の子との距離
  • 料金
  • お店があるエリア

それぞれの内容を見ていきましょう。

客層

コンセプトキャバクラに訪れるお客さまの多くは、社会人です。キャバクラは料金が高額であるため、金銭的に余裕のある人が多く訪れます。

一方、コンカフェには学生客もいます。コンカフェはあくまでカフェであるため、料金設定はキャバクラほど高くありません。そのため、バイト生活中の学生でも、痛手の出費になることは少ないでしょう。

また、コンカフェのお客さまは「オタク系」の男性も多く訪れます。コスプレ衣装に身を包んで接客する点はどちらも共通していますが、コンカフェのほうが派手さが少なく親しみやすさがあるため、客層が幅広いようです。

同伴やアフターの有無

同伴やアフターは、キャバクラにのみ存在します。コンセプトカフェは同伴やアフターのサービスは禁止しているところがほとんどです。

お店の外でも女の子と関わりを持ちたい方は、キャバクラを選んだほうが良いでしょう。

女の子との距離

キャバクラはお客さまの隣に女の子が座り、接客します。一方コンカフェで働く女の子は、あくまでウェイトレスです。そのため隣に座って接客することはありません。

お客さまとおしゃべりをせず、コスプレ衣装を着て接客するだけの店も多いため、コンカフェで女の子と親密になるハードルは、キャバクラより高いといえます。

料金

キャバクラの利用料金はお店によってさまざまですが、1時間で5,000円以上が目安です。女の子にドリンクをご馳走したり、キャストを指名したりすれば、倍以上の金額になることもあります。

一方で、コンカフェの料金はキャバクラよりも安価です。食べ物やドリンクを頼んで3,000円前後で済む店も存在します。

自身の予算と相談して、どちらで遊ぶか決めるのもひとつの手です。

お店があるエリア

キャバクラは栄えたエリアだけでなく、地方都市の駅前や田舎の街にも点在しています。また、六本木や銀座などセレブが集まる大都市でも、キャバクラは多く見かけます。

お店のジャンルはさまざまですが、日本中のどこにいても、キャバクラを見つけられるでしょう

一方で、コンカフェはキャバクラほど店舗数が多くありません。秋葉原や渋谷など、人口が多い街であれば、お店探しに困ることはないでしょう。しかし田舎や地方都市でコンカフェを見つけるのは困難です。

コンカフェで遊ぶのであれば、栄えたエリアに足を運ぶ必要があります。

ガールズバーとキャバクラ・コンカフェの違い

ガールズバーも、キャバクラやコンカフェと混同されがちです。

ガールズバーで働く女の子は、「バーテンダー」といいます。お酒をつくるのが女の子のメインの仕事のため、カウンターから出てくることはなく、隣に座ることもありません。

また、キャバクラのようにアフターや同伴、営業メールなどもないため、女の子と関われる場は店の中のみです。コンカフェも同様に、プライベートな時間までお客さまと過ごすことはありません。

しかしカウンター越しに会話を楽しめるため、コンカフェよりは店で女の子と接する時間が長くなります。

このように、ガールズバーにおける女の子との距離感は、キャバクラとコンカフェの中間といえます。料金もコンカフェとキャバクラの間くらいのため、どこで遊ぶか迷ったら、ガールズバーを選択してみるのも良いでしょう。

コンキャバで遊ぶのがおすすめの人

コンセプトキャバクラで遊ぶのは、次にあてはまる方が向いています。

  • 経済的に余裕がある
  • 女の子とたくさんおしゃべりをしたい
  • 女の子との疑似恋愛を楽しみたい

経済的に余裕がある

コンセプトキャバクラは、コンカフェよりも値段設定が高い傾向にあります。

自分が飲むお酒だけでなく、席に着いた女の子たちのお酒代も負担しなくてはならないため、あっという間に予算オーバーになることもあるでしょう。

社会人の方や自営業の方など、経済的に余裕がある方のほうが、料金を気にせずに遊べるのではないでしょうか。

女の子とたくさんおしゃべりをしたい

コンセプトキャバクラでは、女の子が隣に座って接客します。コンカフェとは違い1対1で長時間の会話が楽しめるため、女の子とじっくり話をしたい方はキャバクラのほうがおすすめです。

女の子との疑似恋愛を楽しみたい

キャバクラにはノルマを設けているお店が多くあります。そのため女の子たちは男性客に店へと足を運んでもらうために、甘えてきたり魅力的な言葉をかけてきたりします。

業務の一部であるとわかっていても、女の子から誘惑されるのはドキドキするもの。疑似恋愛を楽しみたい方は、キャバクラの女の子たちの駆け引きに乗ってみるのも一興です。

コンカフェで遊ぶのがおすすめの人

キャバクラではなくコンカフェのほうが向いている男性客とは、次にあてはまる方です。

  • 他のお客さまとの一体感を楽しみたい
  • 女の子と話すより眺めていたい
  • オタクトークをしたい

それぞれの内容を、詳しく解説します。

他のお客さまとの一体感を楽しみたい

コンカフェはキャバクラよりも規模がコンパクトです。そのためキャストだけでなく、お客さまも含めた店全体で、1つのコンセプトを実現します。

他のお客さまと一体感を持ちお店のコンセプトを盛り上げる楽しさにハマり、コンカフェに通い続ける方もいるようです。

女の子と話すより眺めていたい

コンカフェではキャバクラのように、女の子と一対一でじっくり話す機会は多くありません。お店によっては女の子が忙しく店内を駆け回っているため、声をかける余裕さえない、といったこともあります。

少し寂しい気もしますが、女の子の「素」が見えないことから、コンセプトの世界観が壊される心配も少ないといえます。

女の子と話すよりも、コンセプトの中に染まる女の子を眺めていたい方は、コンカフェ遊びが向いているでしょう。

オタクトークをしたい

コンカフェで働く女の子の中には、「オタク女子」も多くいます。また、訪れているお客さまがお店のコンセプトに関するマニアであるケースも存在します。

たとえば、宇宙コンセプトのお店には、天体観測に関心を持つ女の子やスピリチュアルマニアの女の子が勤めていることもあるようです。宇宙戦隊ものが好きな男性客が集まる可能性も考えられます。

何かの「オタク」である方は、該当するコンセプトの店に足を運ぶことで、思う存分オタクトークを楽しめるでしょう。

キャバクラ・コンカフェで好きなコンセプトを楽しもう

キャバクラやコンカフェには、さまざまなコンセプトが存在します。テーマが似ていることがあっても、接客方法や楽しみ方には違いがあるため、どちらのほうが自分に合っているか見極めが必要です。

紹介した内容を参考にし、コンセプトキャバクラ・コンカフェそれぞれの違いを知り、ご自身が楽しめそうなほうを選択してみてください。

好みのコンキャバ・コンカフェで非日常の時間を体験し、日頃のストレスを女の子やお酒に癒してもらいましょう。