キャバクラでのバイトを検討しているものの、仕事内容やお店の選び方がわからないと不安に感じる方もいるでしょう。この記事では、キャバクラバイトの仕事内容やメリット、お店選び方について詳しく解説します。

さらに、キャバクラバイトの面接で合格するためのポイントも紹介します。この記事を読むことで、自分に合ったお店選びをして、面接を受けるための準備ができるでしょう。キャバクラでのバイトを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

そもそもキャバクラとは?

キャバクラとは、女の子がお酒を用意したり、会話をしたりしてお客様を接客する飲食店です。基本的には、お客様1人に対して1人の女の子が席について接客します。

キャバクラの女性スタッフは「キャバ嬢」や「キャスト」と呼ばれます。ドレスやスーツなどの衣装に着替え、ヘアセットもしてお客様をおもてなしする点が特徴です。他のアルバイトと比較すると、時給が高く成果を出せば給料に反映される仕事です。

営業時間

キャバクラの営業時間は、お店によって異なるものの、20時ごろ〜24時までのお店が多いといわれています。一部のエリアを除き、風営法によってキャバクラは午前0〜6時の営業ができません。

また、夜に営業しているキャバクラ以外にも、早朝から開店する「朝キャバ」やお昼ごろから開店する「昼キャバ」などもあります。

客層

キャバクラは女性が来店することもありますが、メインは男性客です。特に、30代以降の中堅会社員や定年後の男性などが多く来店します。また、高級キャバクラ店の場合は、会社の役員クラスの方や会社経営者などの富裕層が来店することもあります。

キャバクラの仕事内容

キャバクラの主な仕事内容は、来店したお客様に対しての接客です。話す内容は相手によって異なりますが、趣味や最近の話題について話すことが多いでしょう。日頃からインターネットや新聞を読むことで、さまざまな話題に対応できる力が身につきます。

また、お客様との会話を楽しみながらお酒を作ったり、たばこに火をつけたりすることも大切な仕事です。常に周りを見て行動することが求められます。

人によっては、営業時間外に営業メールや電話する場合もあります。連絡先を交換したお客様に自分の存在を意識させることで、お店に再度来店してもらうことが目的です。

キャバクラでバイトするメリット

キャバクラでのバイトは、さまざまなメリットがあります。ここでは、キャバクラでバイトする以下の4つのメリットについて解説します。

  • 時給が高い
  • 気配り上手になる
  • 人脈が広がる
  • 美意識が上がる

時給が高い

キャバクラのバイトは、他のアルバイトと比較すると時給が高く、効率よく稼げる点がメリットです。相場は時給2,500〜3,000円ほどといわれており、繁華街のお店では時給5,000円以上の場所もあります。さらに、指名客が多くなり売上がアップすると、給料にも反映されるためやりがいを感じるでしょう。

キャバクラのバイトは短時間でも効率よく稼げるため、大学生で働いている方もいます。また、キャバクラでは働いた日にすぐに給料がもらえる日払いのお店もあります。

気配り上手になる

キャバクラでは、適切なタイミングでおしぼりを渡したり、たばこに火をつけたりするなど、お客様の様子を見て行動することが大切です。会話する際も、自分が話したいことではなく、お客様が好きそうな話題を見つけて楽しんでもらう必要があります。

キャバクラの仕事を継続することで、自然に相手の様子を見て気配りできるようになる点がメリットです。ナイトワークが初めての方は、仕事をしながら徐々にマナーやルールを覚えましょう。

人脈が広がる

キャバクラの客層は、会社員から経営者など幅広いため、普段の生活では出会えない方に出会える可能性があります。お店で出会ったお客様と将来どこかで関わることもあるでしょう。キャバクラでバイトすると、さまざまな方と出会えるため将来のチャンスが広がります

美意識が上がる

キャバクラでバイトする場合、常に自分をきれいに見せる必要があります。きれいなキャストに囲まれて仕事をすることで、美容やオシャレに触れる機会が多くなるため、自然と美意識が上がるでしょう。

キャバクラは衣装を自分で決められるお店が多いため、個性を活かして仕事ができます。また、衣装に合わせたメイクやヘアセットすることで、より自分を美しく見せられるでしょう。時給が高いため、美容のためにお金をかけて自分磨きをしながら仕事ができる点がメリットです。

キャバクラでバイトするデメリット

キャバクラのバイトは時給が高く人脈が広がるなどのメリットがある一方で、デメリットもあります。ここでは、キャバクラでバイトするデメリットを3つ紹介します。

  • 生活リズムが乱れやすい
  • 苦手なお客様にも接客する必要がある
  • ノルマにストレスを感じる可能性がある

メリットとデメリットの両方を理解して、仕事を始めるかどうか検討しましょう。

生活リズムが乱れやすい

キャバクラは閉店時間が24時ごろのため、生活が不規則になりやすい点がデメリットです。メイクしている時間が長く肌荒れの原因となったり、日中に活動しないため気分が滅入ってしまったりする可能性もあります。また、大学生の場合は学業に支障をきたさないように注意しましょう。

苦手なお客様にも接客する必要がある

キャバクラでは、自分が苦手だと感じるお客様に対応する場面があります。キャバクラに来店するお客様の中には、嫌味を言ったり泥酔したりする方もいます。どんな方でも、お客様として来店した以上は接客しなければなりません。

ただし、あまりにも度を超えた態度のお客様がいた場合は、ボーイが対処してくれます。仕事をしている中で困った点があればボーイに相談しましょう。

ノルマにストレスを感じる可能性がある

キャバクラでは、指名ノルマ、イベントノルマなどさまざまなノルマを設定しているお店があります。ノルマを達成したら自分に還元されるものの、達成できずにストレスに感じることもあるでしょう。

ノルマをクリアできないと出勤調整されるお店もあります。ノルマについて不安を感じる方は、面接の際に詳細を確認して自分がそのお店で働けそうか確認しましょう。

キャバクラのバイトに向いている方の特徴

キャバクラのバイトに向いている方の特徴は、以下の通りです。

  • 男性と接することが好き
  • お酒が好き、強い
  • メンタルが安定している

キャバクラに来るお客様の多くが男性です。男性と接することが好きな方にはキャバクラのバイトはおすすめです。男性への接客に苦手意識を持っているとお客様にも伝わります。また、仕事中にお酒を飲む機会が多いため、お酒が好き・強い方も向いているといえるでしょう。

キャバクラのバイトは、売上のノルマが設定されていることが多く、常に自分を売り込む必要があります。時には自分が苦手だと感じるお客様に対しても接客しなければなりません。そのため、嫌なことやプレッシャーも受け流せるメンタルを持つことが大切です。

キャバクラのバイトに向いていない方の特徴

一方で、キャバクラのバイトに向いていない方の特徴は以下の通りです。

  • 営業が苦手
  • 女性が多い職場が苦手
  • 見た目に自信が持てない

キャバクラのバイトでは、売り上げを伸ばすためにお客様に営業する必要があります。お礼のメールや定期的な連絡など、営業することに抵抗がある方は働き続けることは難しいでしょう。

また、お店で働くキャストの多くは女性です。キャスト同士がライバル関係でもあるため、職場内の雰囲気がよくないこともあるでしょう。ライバルが多い中でも、自分を選んでもらうために常に努力することが求められます。自信がないと感じる方は、まずは自分磨きをして、見た目に自信を持てるよう努力しましょう。

お店選びの際に確認すべきポイント

キャバクラで働くことを検討している方は、まずはお店選びから始めましょう。お店選びをする際に確認すべきポイントは以下の4つです。

  • お店の雰囲気
  • 待遇
  • 給料システム
  • 衣装

お店の雰囲気

お店選びをする際は、内装やコンセプトなどを確認して自分に合った雰囲気のお店を選びましょう。多くのキャバクラでは、公式サイトやSNSなど、インターネットである程度の情報を集められます。

気になるお店があれば、面接を受けることがおすすめです。面接や体験入店のときに、実際のお店の雰囲気を確かめるとよいでしょう。

待遇

キャバクラで働く際は、時給だけではなく待遇も確認しましょう。具体的には、以下のポイントを確認してください。

  • 最低時給
  • 保証期間
  • ノルマ
  • ヘアメイクやドレス代の負担

ノルマがあるお店を選ぶと、達成できなかった場合に罰金として給料から差し引かれる可能性があるため、注意しましょう。また、ヘアメイクやドレス代などは自己負担のお店が多いといわれています。中には、給料にプラスして支給されるお店もあるので、費用を抑えたい方は確認してください。

上記以外にも、自分が譲れないポイントを決めると、条件に合ったお店を選びやすくなるでしょう。待遇は求人情報に載っているものと相違がないか、面接の際に確認することがおすすめです。

給料システム

キャバクラは入店時の時給が続くわけではなく、お店規定のシステムによって変動します。主な給料システムには、ポイントスライド制や売上制などがあります。

ポイントスライド制とは、本指名やドリンクなどそれぞれにポイントが設定されており、合計ポイントで給料が決まるシステムです。キャバクラで初めて働く方は、売上のみで時給が変動しないポイントスライド制のお店を選ぶことがおすすめです。

一方で売上制とは、本指名の売上によって時給が変動します。給料システムはお店によって異なるため、キャバクラでのバイトが初めての方は入店前に必ず確認しましょう。

衣装

お店選びの際には、お店で着る衣装についても確認することが大切です。衣装にはドレスやワンピースなどがあり、お店で着る衣装を自前で用意する場合と貸し出しの場合があります。

自前だとお金はかかるものの、自分の好きな衣装を着られます。衣装にこだわりがある方は、自分で衣装を準備するお店を選ぶとよいでしょう。一方で貸し出しは、なるべく費用を抑えたい方におすすめです。

キャバクラのバイトの面接で合格するためのポイント

働きたいお店が決まったら、応募して面接を受けに行きましょう。面接を受けて不採用になる可能性もあるため、合格するためのポイントを押さえることが大切です。キャバクラのバイトの面接で合格するためのポイントは以下の3つです。

  • 身だしなみを整える
  • 笑顔でハキハキと答える
  • 正しい姿勢で座る

身だしなみを整える

キャバクラの面接では、指定がない限り私服で行って問題ありません。服装は清潔感を意識することがポイントです。スウェットやジャージ、スニーカーなどのカジュアル過ぎる服装は避けるのが無難でしょう。

キャバクラは照明が暗めのお店が多いため、メイクは普段よりも少し濃くすることがおすすめです。また、髪の毛はきれいに整えた状態で面接に臨みましょう。ボサボサの髪型やヘアカラーしておらず、髪の根元がプリンの状態は避けてください。

笑顔でハキハキと答える

面接官は、面接での受け答えを通してお店で働く姿をイメージしています。そっけない態度や不愛想な受け答えは、悪い印象を与える可能性があります。そのため、面接の際は明るく笑顔でハキハキと答えることを意識しましょう。

キャバクラのバイトの面接でよく聞かれる質問は以下の通りです。

  • キャバクラ経験の有無
  • 勤務可能日数
  • お酒は強いか

面接では嘘をつかないことが大切です。志望動機や自分の経験をしっかりとアピールしましょう。

正しい姿勢で座る

キャバクラはお客様の隣に座って接客するため、よい姿勢を意識することが大切です。容姿がよくて受け答えができても、姿勢や足癖が悪いと台無しになるため注意しましょう。

仕事中に足を組んだり、背もたれに背中をつけたりして座ることはできません。普段から足を組む癖のある方は気をつけましょう。ピンと背筋を伸ばして座ると、スタイルがよく見えるためおすすめです。

キャバクラのバイトに関するよくある質問

キャバクラのバイトに関するよくある質問に回答します。キャバクラでのバイトを検討している方は、ぜひ最後までお読みください。

キャバクラとクラブの違いは?

キャバクラとクラブでは、接客スタイルが異なります。キャバクラがマンツーマンで接客するのに対して、クラブでは1人のお客様に対して複数人で接客する点が特徴です。キャバクラは個人の会話力が必要ですが、クラブは女の子同士で協力することが求められます。

また、客層にも違いがあります。キャバクラの客層は幅広いのに対し、クラブの年齢層は高めで、お店でゆったりと過ごしたいお客様が多い点が特徴です。

キャバクラのバイトは未経験でもできる?

キャバクラのバイトは未経験でも始められます。面接の際に、ハキハキと明るく話せれば採用される可能性はあるでしょう。ただし、高級キャバクラや有名店などは、これまでの経験が必要なことが多く、不採用となる可能性もあります。

まとめ

この記事では、キャバクラバイトの仕事内容やメリット、お店選びの方法などについて解説しました。キャバクラのバイトは、時給が高いため効率よく稼げるでしょう。また、人脈が広がったり、美意識が上がったりすることも期待できます。

お店を選ぶ際は、お店の雰囲気や衣装の貸し出しの有無、給与システムを確認することが大切です。気になるお店があれば、面接を受けることをおすすめします。志望動機や自己PRなど、話す内容を準備して面接に臨みましょう。